下甑島(2015.8月)

2日目は宿がある下甑島の最南端『手打地区』から北上していきます



ところでこの手打地区の由来ですが、平家の落人がこの地に流れ着いた際に
「ここは 良い所だ」と手を打ったという伝説に由来しているそうです


九州各地に伝わる多くの平家の落人伝説
ある友人が言ってましたが九州の人間は皆平家の子孫なのでは???


宿のすぐそばにある『手打海岸』
釣り馬鹿日誌のロケ地にもなったそうです。


また、『Dr.コトー診療所』のモデルは手打診療所で30年間離島医療に携わった
瀬戸上健二郎医師だそうですが、ドラマではなぜか与那国島に・・・


少し高くなったところから見た手打海岸


手打漁港


手打漁港で見かけたカラーマンホール


手打地区からK350経由で島の西にある片の浦地区へ


ここは夕日も眺められそうだし日没の頃に再訪する事に・・・


港の奥の方へ行くと、見事な地層が広がってました


ホルンフェルス???


片の浦地区を出て狭小路を北上すると途中に『しんきろうの丘』があります


昔、青瀬地区の医師・故平田 清氏が歩いて往診に出かけた際に
ここで蜃気楼を見たことから名づけられたそうです


なんでも水平線の彼方にビル街が見えたそうで
遠く中国大陸の街だったのではないかということです


しばらく走ると地元の子供たちが書いた壁画があり、
ココを左折して瀬々野浦地区へ下っていきます




瀬々野浦地区にある『前の平展望所』



『ナポレオン岩(高さ127m)』


そういえば今年のGWに緊急事態宣言が出ている東京から来て
ナポレオン岩でロッククライミングしていて身動きできなくなり
救助を要請した大馬鹿ヤローがいましたね・・・


しかも海上強風警報が出されているのに・・・


なおかつ、甑島一帯は、国定公園で保護対象地域なので
ナポレオン岩に登るには事前に国や県の許可を得る必要があるのに
許可申請もしていなかったそうで・・・



この後海岸まで下りてみました


『ローソク岩』


『鷹の巣』(右側)


平家の落人三家が瀬々野浦集落に落ち延び生きた証として、
頂上の岩を三つに割ったと伝えられる奇岩



瀬々野浦地区から島の東側の長浜地区に出てK349を北上していきます


途中にあった『八尻展望所』からの眺め


この区間は島が狭くなっていてなかなかの景観です


右側も海が見えます
バイクで走ってて一番気持ちがいい区間でした



下甑島の北、突端を目指します

狭小路をしばらく走ると分岐があり、右折すると『鳥ノ巣山展望台』へ到着


「カノコユリ」と「ニシノハマカンゾウ」の
ビュースポットが広がりますが、時期が遅くほとんど咲いていませんでした


『カノコユリ』



『ニシノハマカンゾウ』


鳥ノ巣山展望台を出て分岐まで戻り、右折して更に奥へと走ると
『夜萩円山公園』に到着します


駐車場から少し長い階段を上ると360°見渡せる展望所に。


海抜160メートル程の展望台からは、8000万年前の地層が重なる
断崖絶壁や奇岩が続く西海岸を一望出来ます



前日に引き続き快晴で海もベタ凪、最高の天気なのですが風が全く吹きません。


まだお昼でしたが持ってきた飲料水1Lもすでに空っぽ・・・
飲んでも飲んでも喉の渇きが止まらずもう限界でした


限界に近づくとなぜかカルピスが飲みたくなるakipy・・・
しかし、通りがかった島の自販機にはありませんでした


たまらず一旦宿へ戻り、着替えて海へ


さすが離島の海の透明度・・・


海からあがったらエアコンの効いた宿に戻り、
シャワーを浴びてしばし読書本タイム


PM5:00過ぎからまた探索開始


こちらは手打地区の『武家屋敷通り』
玉石垣にカノコユリが咲いてなんともいい感じ


奥に見える信号のすぐ近くには『おふくろさん』の歌碑があります
歌手の森進一さんのお母さんの故郷なんだそうですが特に興味なし・・・


なんか派手なのが大量いるなと思って調べたら
『キオビエダシャク』という蛾でした


イヌマキやナギの葉を食べる害虫だそうです


こちらはモンキアゲハの固有種か?と思いましたが
単にカノコユリの花粉がついてただけでした


青瀬海岸


日没まで少し時間があるのでブラブラ・・・



そして日没の時間が近づいたので片野浦地区へ



呼んだらそばに来てくれました


水平線にはうっすらと雲がかかり、夕日もキレイなオレンジ色でした


今日こそ間違いなく水平線に沈む夕日が見られると思ったのですが、
今回もまた見られませんでした


ここでご近所のおばさまがバイクを見て話しかけてきました
このおばさまも宮崎出身で旦那さんの実家に30年程前来られたそう


上のニャンコの飼い主さんでした
しばらくの間、このおばさまが甑島のことを話してくれたのですが、
宿から『晩御飯の時間だからさっさと帰って来い!?』と連絡があったので、
お礼を言って宿に戻りました


翌日は長浜港をAM7:45発のフェリーに乗り、
~鹿島港~里港~経由でAM10:45に串木野港へ到着


そのまま帰路に着きました



今回、暑さでバテ気味だったので一部周れなかったところもありましたが、
本土からさほど離れてないにしては離島感たっぷりでとても楽しめました



ところで手打地区に宿を決めたのにはある理由があるのですが・・・



ネットで色々情報を探ってたら、
なんでも手打海岸ではよく『UFO』が目撃されるらしいのです


ですが、夜は疲れてすぐに寝てしまい目撃できませんでした


それから、『竜宮』という地名があり
竜宮伝説が残っているとも書かれていましたがよくわかりませんでした。
宿の近くに浦島太郎の像はありましたが・・・




『甑󠄀大橋』も完成したのでまた行く予定ですが
仕事が忙しくて連休が取れず年内に行けるかどうか・・・

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