宮崎県・えびの高原へ・・・①

akipy的ツーリングスポットのご紹介です



宮崎県は大きく分けると以下のようになります

県南部は『日南フェニックスロード』でご紹介したので
今回は県西部・えびの高原がメイ


日南市からR222で都城市へ入ると『金御岳(かねみだけ)』があります
都城盆地が一望でき、奥にはこれから向かう霧島山系が見えます


9月下旬~10月初旬にはたくさんのサシバ(タカの仲間)が見られます


金御岳はサシバの渡りのメインのコースになっていて、
この時期になると全国各地から南下して集まります
 (総カウント数は毎年1万羽以上)


その後大集団で沖縄県の宮古島方面へと南下していきますが、
普段は静かなこの場所も、この時期だけは大勢のバーダーでいっぱいになります


最初は1~2羽がグルグルと上空を旋回して他の仲間を誘います
 (サシバまで距離が遠すぎてピンボケでスミマセン・・・)


仲間が集まると旋回しながら
上昇気流に乗って高度(1000m程?)を上げていき一斉に南(佐多岬方面)へ


多いときは一度に100羽以上のタカ柱になるそうです


日が上り始めて気温が上がってくると上昇気流が発生しやすくなるので、
AM9:00~11:00ぐらいは比較的見られる確率が高いようです


続いてやってきたのは都城市内の『関之尾の滝』


日本の滝百選に選ばれています(幅40m、落差18m)


滝の上流部は『関之尾甌穴群』があり、
最大幅は80m、長さは600m、甌穴群としての規模は世界一といわれています


関之尾の滝の近くにある『母智丘(もちお)神社』の参道の桜
さくら名所100選にも選ばれています


ちなみに母智丘神社は平日は宮司さん不在なので
御朱印が欲しい方は土日に・・・


都城市からえびの高原へのアクセスルートは三つ、
鹿児島県霧島市牧園町経由、宮崎県小林市経由、えびの市経由


現在小林市(県道1号)からはえびの高原の硫黄岳が火山活動の影響で
通行止めになっていますのでえびの市へ向かいます


向かう途中にこんな道があるとついつい走ってみたくなります


都城市『御池』
よく休憩に立ち寄ります


奥に見えるのは『天孫降臨の地・高千穂峰』


直径約1キロメートルの湖で、霧島火山群では最大・最深の湖
約4,600年前のマグマ水蒸気噴火で出来た火口湖


湖畔には野鳥の森があり多くの野鳥が見られます


一度だけ遭遇できたアカショウビン(※興奮のあまりピンボケでスミマセン)


5月下旬ごろ南の方から渡ってきます



毎回鳴き声はあちこちで聞こえるのですが
木の上の方にいて姿を見ることは出来ず、
諦めて帰る途中に突然目の前に飛んできてくれました


ただ、デジイチはリュックの中に入れていたので
手持ちの小さなコンデジで撮りましたが全部ピンボケでした(泣)


御池から広域農道でえびの市方面へ


途中にある『牧場の桜(小林市)』



えびの市から県道30号でえびの高原へ向かうと、
途中に白鳥神社の鳥居があり、すぐ横にこんな場所があります


奈良・東大寺の大仏殿の大虹梁は、
この白鳥神社境内の赤松(樹齢2000年)2本だそうです。


ちなみにこの切り株はコンクリート製です!
一瞬『本物?』と思った自分が恥ずかしい・・・


白鳥神社


約1050年前に京都の僧・性空上人が白鳥山頂六観堂で修行していた時、
老翁が現れ「我は日本武尊なり、来たりてこの山に住む事久し、
汝我がために神社を設けよ」と託宣、たちまち白鳥と化して飛び去ったといわれ
創建されたそうです


こちらは宮司さんは常駐されていませんが
書置きの御朱印が用意されています


えびの高原へ到着(標高約1000m)
 ※この場所は韓国岳の登山口(県道1号)ですが、現在は立入禁止


『不動池』 ※こちらも現在立入禁止


えびの高原には『ノカイドウ(バラ科りんご属)』が自生しています
5月初旬頃に開花します


世界中でこの周辺だけに自生する貴重な植物で国指定天然記念物


つぼみの時は濃い紅色、やがて淡いピンクの花となり、
満開時には白一色になります


ピンク色の時期は1~2日しかないそうで開花期間は一週間程度


南国宮崎なんて言われることも多いのですが、
海岸線にある日南などは積もりませんがさすがにえびの高原は別です


さすがに冬の間ずっと積もっているわけではなく
強い寒波が襲来した時に積もり、1週間程度で溶けてしまいます



次回はえびの高原を探索していきます

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