宮崎県美郷町

美郷町は旧南郷村・西郷村・北郷村が合併して誕生した町。



こちらも椎葉村同様、林道がメインだったのであまり観光はしていませんが・・・



『宇納間(うなま)地蔵尊』


北郷地区にあります。



鉄城山 全長寺(てつじょうざん ぜんちょうじ)


九州四十九院薬師巡礼 第21番札所


宗旨:曹洞宗
本尊:釈迦牟尼佛
寺宝・文化財:火切り地蔵尊


お寺さんはあまり行ったことがないのでわからないのですが
第21番札所なので御朱印は頂けるのではないかと思います。



365段の階段を上るとようやく目的地到着。
こちらの地蔵堂は全長寺の境外仏堂になるそうです。


ここに祀られている宇納間地蔵尊は、名僧行基菩薩の手による
一刀三礼の霊佛ともいわれるそうです。


この菩薩像は「火伏せ地蔵」と呼ばれ、
およそ200年前、江戸で大火が発生し延岡藩邸も焼失の危機に瀕した時、
当時の延岡藩主の祈誓に応えて、「水を注ぐこと大雨のごとく」、
それを鎮火させたといわれているそうで、
火に関する災いに大変御利益があるそうです。


『火伏せ地蔵様』は60年に一度しかご開帳されず、
前回は2014年にご開帳されましたが都合が付かず行けませんでした。



もう生きている間にお目にかかることはありません・・・

地蔵堂の横に『火伏せ地蔵様』似せて作られたという
木彫りのお地蔵様があります。


鉄城山の山頂にあるので眺めのいい場所もあります。



続いては南郷地区にある『神門(みかど)神社』


旧社格:郷社
御祭神:大山祇命、品陀和気命、伊弉冉命 他7柱 及び禎嘉王(ていかおう)


禎嘉王は百済の王族で、一族が内乱で日本に逃れ、
その後美々津金ヶ浜に上陸し神門に留まったと云われ、
日本の神様と百済王が一緒に祀られたある意味珍しい神社です。


本殿は宮崎県内では唯一の『七間社流造』という造りで、
珍しい構造・形式ということで国指定重要文化財に指定されているそうです


神門神社には、王族の遺品とされる古い鏡24面があり、
その中には奈良の正倉院の御物と同一のもの、
東大寺の大仏台座下出土鏡と同形のもがあり、
神社横の『西の正倉院』内に展示されています。



『西の正倉院』には入館したことはないのですが、
上記のように奈良の正倉院と同一のものが、このような山間の小さな集落の神社で
1000年以上に渡り守られてきたということは、
百済王と関係しているのかもしれません。

そのようなこともあり、宮内庁の協力、奈良国立文化財研究所の学術支援、

そして建設大臣の特別許可を得て、「門外不出」の正倉院原図を基に、
奈良の正倉院と寸分違わず、忠実に再現し建設されたのが『西の正倉院』


奈良の正倉院は内部は公開されていないとのことなので
こちらを見学されてみるのもいいかもしれません。



ところで、神門神社には御朱印はないようですが、西の正倉院の受付に行くと
『神門神社之印』と彫られた印があるようでそこで自分で押すという形式みたいです。


こちらは『中小屋天文台(北郷地区)』


標高約1,000mに位置し、空気が澄み、光害もないので、
星空観望の絶好スポットです。


六峰街道の途中にあり、近くにキャンプ場(コテージ)もあります。
一度は星景の撮影で泊まりたいなと思ってますがなかなか・・・


美郷町の林道は比較的整備されていて、開放的な林道も多いです。


美郷町で全日本ラリー選手権も開催されたこともあります。


杉林の鬱蒼とした林道より、こんな開放的な林道のほうがテンション爆上がりです!


林道では珍しい五叉路。


どうせならいい景色を見たいので、そんな林道を走ることが多くなります。






ただ最近は林道を走り回る元気がなくなって
そろそろ林道は卒業かなぁと思ってます。

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