熊本県球磨地方⑦ 五家荘『樅木の吊橋』
五木村の頭地地区からさらにR445を北上すると、
秘境・五家荘(ごかのしょう)があります。
菅原道真の子息(嫡男)が藤原一族の追討を逃れてきた
仁田尾(にたお)と樅木(もみき)、
平清盛の孫の清経が壇ノ浦の合戦ののち住み着いた
椎原(しいばる)、久連子(くれこ)、葉木(はぎ)という
5つの地区から成るので五家荘と呼ばれるそうです。
このあたりに来ると五木村に来た~って感じですネ。
五家荘はまだまだ山の奥です。
しばらく走ると宮園地区の大銀杏が色づいてました。
このあたりには何度か来てるので存在は知っていましたが、
実際紅葉しているのを見るのは初めて。
根回り14M、樹齢500年以上だそうです。
椎原地区。
椎原地区から先はR445は狭い区間が出てきます。
随時道路拡張工事をしているので
以前と比べるとずいぶんよくなりましたが・・・
紅葉の見頃の期間、椎原地区から先は日曜日は一方通行になります。
R445の二本杉峠付近まで行かないと戻れなくなるのでご注意を!
行かれる場合は下記のサイトを参照して下さい。
R445から県道159号へと進みます。
この県道159号がなかなかの強者です。
車1台がやっとの超狭小路で離合困難な区間がほとんど。
紅葉期間中の日曜日なら一方通行でまだ安心ですが・・・
吊橋が見えてきました。
長さ72メートルの『あやとり橋』
『あやとり橋』から眺めた長さ59メートルの『しゃくなげ橋』
今度は『しゃくなげ橋』から『あやとり橋』を見上げます。
最後は川原へ降りてみました。
もう少し日が差し込む時間帯に来ればよかった・・・
樅木の吊橋は二つの吊橋が平行して架かっていることから
“親子吊橋”とも呼ばれるそうです。
どちらもかなり揺れるので、
歩くときは揺れに合わせながら歩かないと歩きにくいですよ!
それからどうでもいい情報をひとつ。
樅木の吊橋からさらに奥へ向かうと村道の『椎葉五家荘線』があります。
道は狭いのですが舗装されています。
残念な天気でしたが山を越えるので眺めがいいです。
こちらは峠で県境になります。
秘境・五家荘(旧泉村)から秘境・椎葉村へと向かうルートで
”ぼんさん越え”と呼ばれています。
椎葉村不土野まで距離は約30kmですが1時間以上かかりますので、
九州山地の山深さを感じられるルートです。
まぁマニアック向けかもしれませんねぇ・・・