宮崎県高千穂町④『向山神社・秋元神社・二上神社』
多くの神社が残る『神話の里』高千穂ですが、
今回はそんな高千穂でもある意味参拝するのが難しい神社をご紹介。
難しいというのはその神社へのアクセスルートが狭小路ばかりで
離合困難な区間も長いため参拝客も少ないです。
最初は『向山(むこやま)神社』
とある方によれば『呼ばれた人しか辿り着けない神社』とも・・・
最初訪れたときは県道50号からの分岐で
なぜか向山神社の案内板だけを見落とし辿り着けませんでした。
この道で合っているのか不安になるような道・・・
最後の分岐からはもう少し狭くなります。
対向車が来たらバイクでもアウトです(笑)
県道50号からそれほど長い距離ではなく意外とすんなり到着。
古くは熊野十二社大権現と呼ばれていたそうです。
参拝した日は37℃の猛暑日、しかも天気がよすぎてどこに行っても無風状態。
ですが、なぜかここだけ爽やかな風が吹き、あっという間に汗が引きました。
『今日は間違いなく神様に呼ばれてるなぁ』と・・・(笑)
鳥居から参道が500m程続きます。
鳥居をくぐると仁王像が建っています。
あるサイトでこの参道の写真を見てなぜか強烈に行きたくなりました。
旧社格:村社
御祭神:伊邪那岐尊、伊邪那美尊、天照皇大神、
田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命、
天穂日命、天忍穂耳命、素盞鳴命、天津彦根命
御朱印はありません。
参拝を終え鳥居まで戻ると
参道から一直線に一方向だけ景色が開けていました。
続いては『秋元神社』
県道50号線を走ります。
途中景色も素晴らしいのですが、いかんせん超狭小路のため気を抜けません。
離合出来ない区間がほとんどです。
車だと高千穂町内から30分以上かかるかもしれません
秋元地区に着きました。
神社はさらに奥になります。
この秋元地区は雰囲気がよくて以前にも何度か訪れています
秋元川にかかる橋の上で釣りをしているおじさんに道が合っているか
聞こうと思ったら案山子でした(爆笑)
奥の田んぼにも草刈機を持った案山子がいらっしゃいます
ようやく神社に到着。
近くでオオルリの鳴き声がしますが見つけることは出来ませんでした。
こちらの鳥居は鬼門の方角を向いているらしく珍しいそうです。
旧社格:村社
御祭神:国常立命、国狭土命、豊斟渟命
普段神社やパワースポットなどを巡っても何も感じないのですが、
極まれにものすごく居心地がいいなと感じる神社があります。
向山神社と秋元神社もそのうちのひとつ。
なにか神社と相性のようなものがあるんでしょうか・・・
拝殿内に黒いプラケースがあり、その中に御朱印と朱肉が入っていますので
各自で捺印します。
約3cm角の御朱印です。
最後は『二上(ふたがみ)神社』
天孫降臨といえば霧島の高千穂峰や高千穂町内の槵觸神社が有名ですが、
ここ二上神社も天孫降臨の地のひとつと言われています。
背後にある二上山がその地だと云われ、その二上山自体が御神体でもあります。
約200段の階段を上ります。
キツイ方は本殿近くまで車で上れます。
旧社格:村社
御祭神:伊弉諾尊・伊弉冊尊
彫刻も素晴らしい。
鍾馗様
宮司さんによると、200年ほど前に火事で消失した為、
再建時、魔除け・火除けの神様でもある鍾馗様が彫られたそうです。
この時は朝早目の時間でしたが
たまたま宮司さんが朝の清掃に来られていて手書きで頂けました。
常に宮司さんがいらっしゃるわけではないようです。
場所は写真のように山深い押方地区にあり、
やはりR218からは離合困難な狭小路が続きます。
以上、ご紹介した神社は個人的にはすごくおススメの神社で、
場所的にも参拝客は少なくのんびり参拝できますがアクセスがねぇ・・・